huurin9045’s blog

心霊体験と日々のゴロニャン生活

虫の知らせってやつ

こんにちは~風鈴です。

今回は風鈴が体験した、いわゆる『虫の知らせ』らしきコトを話そうかなと、思います。

風鈴は、一時期、外回りのお仕事をしていたことがありまして、まぁ、色々な場所へ行かなくてはいけなくて、色んなものを拾ってました。

そういう霊的現象ではなく、実際に起こった事故について書きます。


外回りのお仕事って事は、普通のお仕事より車に乗る機会が多いわけで、その分、事故に合う確率も高くなりますよね。

風鈴は、このお仕事の時に、3回ほど事故りました。

最初の事故の時は、雨の日でした。
仕事が終わり、直帰する途中、ふと、『ブレーキが』って言葉が浮かんだんです。

ちょうど上り坂を走っていたし、信号は赤。
速度は20キロぐらいでした。

前にはタクシーが1台信号待ちで停車していたので、ブレーキをかけて止まろうとしたら、そのままスリップして、衝突。

右膝を5針縫う怪我をしました。
相手の運転手の方は、とてもいい方で、2週間ぐらい前にも追突されて、その時のむち打ちが治ってないだけだから、と対応してくれて、慰謝料などの請求もされませんでした。

車は失いましたけど。

次の事故の時は、会社にいる時に、同僚が事故にあったという連絡が入っていて、気をつけなきゃと思いながら、車に乗りました。

ふと、亡くなった父の言葉が頭に浮かびました。
『車間距離はちゃんと取っておけよ』って。

信号が赤になり、風鈴は3台目に停止しました。いつもよりかなり車間距離を置いて。

その時、『ミラー』って声が聞こえたんです。

バックミラーを見たら、後ろから来るトラックの運転手が、携帯をいじっているのが見えました。まさかなぁと、見ていたら、減速する様子もなく前も見ていなかったんです。

風鈴は衝突に備えて、ハンドルを強く握って左にきり、ミラーを見ていました。トラックは、そのままの速度で、案の定追突。

後ろのガラスが割れて飛び散ってきました。普通、追突したらブレーキ踏みますよね?
ところがブレーキを踏んでいないのか、そのまま押されて、前の車にぶつかる!っと思った時、信号が青に変わり、前の車が走り出し、なんとか挟まれずに済みましたが、交差点の真ん中まで押し出されていました。

運がいいのか、その交差点は警察署の真ん前で、パトロールから戻ったパトカーが目撃してくれていました。

事情聴取の時に、相手の運転手が、原因は居眠りだと話しているのが聞こえたので、風鈴は激怒して、『携帯見てましたよね、ミラーでみてました。』と言ったら、相手の人も素直に認めてくれました。

前もって構えていたので、むち打ちにはならずに済みましたし、無傷で済みました。

警察の方にも、かなりの車間距離を取っていた事が、玉突きにならなかった、と言われました。

3度目は、同僚と研修に向かう途中でした。
信号待ちをしていたら、突然『後ろ』って聞こえたんです。

なんとなく、嫌な予感がして、ブレーキを踏む足に力を入れていたら、追突されました。

ほんの一瞬の出来事です。

風鈴は力を入れていたので、無傷でしたが、同僚はむち打ちになりました。

と、まぁ、三度の事故とも、事前に誰かの声が聞こえたんです。

これって、いわゆる『虫の知らせ』ってやつでしょうかね?

前世があるとしたら

こんにちは、風鈴です。

毎回、身の回りで起きた不思議な体験を書いてます。

今回は、風鈴の友人の睡蓮ちゃんのお話をしようと思います。

前に、睡蓮との関係は書いたんですが、風鈴と睡蓮は、幼稚園からの長い付き合いで、睡蓮も、奇妙な体験をしています。

睡蓮は、『前世』を信じていて、前世はどんな人間だったのか、知りたがっていました。

そんな時に会社の先輩に、前世が見えるという人を教えてもらったらしく、誘われた事がありました。

が、風鈴は何かと否定派なので、お断りしたんです。

数日後、睡蓮とご飯を食べる機会がありまして、軽い気持ちで『前世なんだったぁ?』と聞いてみたんです。

そしたら、睡蓮はちょっと考えてから
『巫女だった』って言って、黙っちゃったんです。

風鈴は『やっぱりね~』なんて、しみじみとこれまでの体験を思い出してたら、

『風鈴も巫女だってよ、外国らしいけど』

って睡蓮が言ってきたんです。

まぁ、その点は前に書いたように、夢で見てたので、ふんふん、てな感じでした。

食事が終わっても女子はお話が好きですから、ドリンクバー飲みまくりで会話してたら、睡蓮が顔をしかめたので、気になって
『どっか痛いの?』
って聞いてみたんです。

そしたら2週間ぐらい前から、左胸だけが痛むので、乳がん検査に行ったけど、異常なかった、でも、毎日痛むって言うんです。

で、睡蓮は、風鈴の危機を救った気功の先生に会いたいって。

風鈴は一応先生に、予約の電話したんですけど、先生が『邪魔が入るな、たぶん』って言ったんです。

案の定、睡蓮は2回ほど予約をキャンセルせざるを得ない状況になって、3度目でやっと先生に会うことが出来ました。

風鈴も一緒にいていいと言われたので、席に座っていると、先生は睡蓮に向かって

『左胸が痛むでしょう』

って言いました。

先生には何も告げていなかったので、睡蓮も風鈴もちょっと驚きました。

続けてこう言ったんです。

『赤ちゃんがしがみついてるよ』

かなり、ビビりました。

『これはね、簡単なんだけど、問題は体の中の蛇なんだよね』

先生は意味不明な発言。

睡蓮はずっと黙っていました。

『この蛇がいる限り、子供が出来ないんだけど、これは前世からの因縁で、私にはどうする事も出来ないな』

先生は、う~んとうなってしまいました。

睡蓮は黙っていましたが、確かに結婚して4年経つのに、子供が出来てませんでした。これは夫婦の問題だし、深く追求した事もなかったんですが。

『まぁ、御主人にも問題があるようだし、あなただけが悪いんじゃないが、子供を持つのは難しいね。』

と言われて、左胸の赤ちゃんのみ取り除いて頂きました。

帰り道、風鈴は何を話したらいいかわからなくて、ベラベラと世間話をして、バイバイしました。

『風鈴は完全にあの先生を信用してないし、そんなに考えない方がいいよ』とか言った気がします。

1週間ぐらいたって、睡蓮から食事のお誘いがきました。
最初は仕事の話をしてたんですが、突然睡蓮が、話題を気功の先生に変えたんです。

風鈴は、ちょっと焦りました。

それが伝わったのか、睡蓮は笑って
『あの先生信じるよ』
って言うんです。

なんで??って言おうとしたら、睡蓮が
『風鈴に話してないことがあるんだぁ』
って話し始めたんです。

前世が見える人に会いに行った時に、前世は巫女だったと言われた。これは聞いていました。が、神に使える身で、前世の睡蓮は、恋人が出来てしまった。でも、悲しい事に恋人に裏切られ、睡蓮はやってはいけないことをしてしまったそうです。

呪詛です。

そのせいで、現世では子供が出来ないと言われた、と。

風鈴は唖然としました。

まぁ、風鈴も、前世生き埋めですけど。

しかも、旦那様、病院で調べたら、精子がほとんどないと言われていたって言うんです。

ほぇ~ってなってる風鈴に、睡蓮はハッキリと言い切りました。

『前世の行いは、子孫や現世にまで影響するんだよ』

って。

それって怖い。現世でいくら頑張っても、前世の行いで、現世が左右されちゃうなんて。

あれから、数年経ちますけど、睡蓮夫妻は不妊治療を諦めて、2人でそれはそれは仲良く暮らしてます。

霊能者選びの基準ってなんだろう?②

こんにちは、風鈴です。

今回も、ちょっと信用している方のお話です。

ある時、飛び降り自殺をしたであろう男性の霊に接触してしまったことがありまして。

頭痛がひどく、歩く事も出来ない状態になってしまい、見かねた母が、少し霊感のある叔母に相談し、叔母の知り合いのつてで、とある気功の先生を紹介されたことがありました。

叔母が車を運転し、叔父と母になんとか車に乗せてもらい、その先生の元に向かっている途中、頭痛が段々ひどくなり、吐き気をもよおしたので、車を止めて欲しいと言おうとして、顔を上げました。

すると、バンっという大きな音がして、運転していた叔母が、すぐにコンビニの駐車場に入りました。

風鈴はすぐにトイレに駆け込み、嘔吐。
出てきた風鈴は、叔母にちょうど止めて欲しかったって告げて、さっきの音について車を調べている叔父を見ながら、

『男の人が降ってきたね』

と叔母にいうと、叔母がフロントガラスを指さして

『手形がある』

って言うんです。

そこには確かに、うっすらと白い手形が2つありました。

風鈴は、どうしても帰りたくなって、叔母に言ったんですが、叔母は、逆に行かなきゃダメだよって真剣に言いました。

風鈴はまだ続いている頭痛に耐えながら、車に乗せられ、やっと先生の元へ。

ところが、玄関の中に入れないんです。入ろうと思うのに、一歩も動けなくて、だんだんと意識がもうろうとしてきました。

すると、先生が迎えに出てきてくれて、叔父と先生に抱えられる形で部屋へ連れていかれて、なんとか座ることが出来ました。

風鈴は、ベランダ側の席に座りました。
先生がお茶を入れてくださっている時、急に後ろから真っ黒なブラックホールの様なものが近づいてきて、風鈴はベランダに飛ばされました。

気付いた時には、先生が風鈴の体を支えていて、『危なかったね』と言われました。

すぐに横に寝かされて、先生が風鈴の手のひらを指さして

『この手はね、観音菩薩様なんだよね』

と言って、『困ったね』と苦笑いされました。

頭痛は治まっていて、男性の気配もかんじませんでしたが、なにぶん、意識も朦朧としてましたし、何が起こったのかわからなかったので、先生に聞いてみました。

『私、ベランダから落ちそうになったと思うんですけど』

先生は優しく笑って、『そうだね』と言いました。

『今回はなんとか離れてもらったけど、この手はいけない。さまよっているモノにとっては、あなたは光り輝いて見えるし、助けを求めてくる。恐らく、前世ではそうやって導いて、浄化させる力を持っていた。』

また前世です( ب_ب )

不満そうな私に先生は小声で、皆に聞こえないよう、こう言いました。

『あばらの骨を怪我したことがあるね。男の足跡がある。ケンカも程々にしなさい。』と。

これには、ビックリしました。

実は、少し前に、付き合っていた彼氏と喧嘩をして、蹴られたことがあるんです。その時、あばら骨にヒビが入って、しばらくコルセットをしてた事があったんです。

勿論、誰にも話してません。

呆然とする風鈴に、先生は笑顔を向けるだけ。

帰り道に、叔母と母に何があったのか教えてもらいました。

治療院の部屋に座った途端、風鈴はゆっくりと倒れていき、お茶を入れていた先生が『これはマズイ』と言って、風鈴を支えて背中を数回叩いたそうです。

勿論、霊感のない母と叔父は何が起こったのか理解出来ずに呆然としてたらしいんですが、叔母は、風鈴の体に無数の手がベランダから伸びてきて、もう1人の風鈴が、体から出ていこうとしているのが、見えたらしいです。

意識がなかったので、風鈴もハッキリとは言えないんですが、最後の記憶は、ベランダに引きずられながら、横に倒れていく自分の後ろ姿を見ていたんですよね~。

それから、その先生には何かとお世話になる事になったんですが、毎回『まだ信じないんだね~』と笑われます。

半分は信用してますが(風鈴の機密事項を毎回いわれるので)、完全に信用するのが怖いんですよね。

霊能者選びの基準ってなんだろう?

こんにちは、風鈴です。

まぁ、毎回自分の体験談を書かせてもらってますが、個人的にはあくまで、心霊関係否定派なんです。

まぁ、色々ありましたし、そろそろ観念する時が来た感じですけど。

小さい頃から、不思議な体験してきたので、まぁ、そろそろ、なんですかね~。

前のブログでも書きましたが、こんな体質なので、不仲の母にも、いろんな霊能者や霊媒師や、気功の先生やらに連れて行かされました。
お会いしましたが、何せ人間不信な上に、心霊否定派だったので、まず、何があったかは先生方には話しません。

ホントの力がある人なら、言わなくてもわかると思ってましたし。

まぁ、大抵の方は、誘導尋問で揺さぶって、話を聞き出し、それらしい事を助言してきます。大体の人は、その人が言ったことが助言になり、自分の体験や状態を当てはめると、それらしく思えるものです。

その手の勉強をしてる方々の、手段です。巧妙に相手から情報を得て、あとは統計にのっとった手法を付け加えるだけです。相手が傷つかない程度に。

約10人ぐらいの先生方に見てもらいましたが、私が半分だけ信じられる先生は、2人ですね。まだ半分だけしか信じてませんけど。

まず1人目は、付き添いで行った占い師の方で、出会って早々に、依頼者の叔母に暴言を吐きました(笑)

『あなたには聞く耳がないから、話す気は無い。時間の無駄だし、あなたもお金の無駄だから、帰った方がいい』って。

風鈴はかなり感心しました。
とにかく、人の事より自分の利益しか考えない叔母でしたし。

叔母は激怒して帰るハメになりましたが、風鈴は気になっている人でした。

普通は、お金儲けのために、そこまで言い切らないからです。

数年後、偶然か運命のいたずらか、その先生に会う機会がありました。
その時も、またほかの人の付き添いでしたが、終わった後に、先生が呼んでいるからと、予定外に見てもらう事に。

勿論、私は何も話すこともなかったし、なぜ呼ばれたのかも、『お金稼ぎか』と少しガッカリしてました。

ところが、席に着くや否や、私を見つめてため息をつき、『修行してみる気はないか?』と言われたんですよ(笑)

目が点になった風鈴に、先生は続けて言いました。
『あんたは、死と近すぎる。』って。
『今まで、生きてる意味を感じなかった苦労は、聞かなくてもわかる。どうにも逃れられないなら、修行をして、もう一度力を身につけなきゃならない。』とも。

そこで、前世の話もされましたし、これからの生き方の方針も話されました。

その時、滝の映像と共に山篭り、半年って言葉が頭に響きました。

すると、先生が、『やっぱり山篭り半年は無理だよね、今の状況じゃ』って。

まるで頭の中を見透かされてるみたいに。

とにかく、疑り深い風鈴は、だんまり決め込むことにしました。

すると、先生はこう言いました。

『今回はお金を取る気は無い。危ないと思ったから声をかけた。私を信じるのは、今から言うことを、親戚全員にでも聞いて、本当だったらでいい。』

勿論、その提案にのりました。

先生は、なんの本も開いていないし、紙も鉛筆も持っていませんでした。

先生が話したのは、この三つです。

①風鈴の祖父は長男じゃない(三男)
②世が世なら、風鈴は武将だった。
③母親との確執は、風鈴のせいじゃない。

そして最後に優しく
『今まで辛かったね。でも、もういいんだよ。頑張らなくても』と。

何故か、風鈴は泣いちゃって、泣き止むまで先生は手を握ってくれてました。

一緒に付き添った人に、家庭の事情は話してません。

風鈴は、次の日に早速祖父に聞きました。
勿論、祖父は長男だと聞いていたし、風鈴の実家は農家です。

ところが。

話をした風鈴に、口数の少ない祖父は、空を見上げて数分考えた後、こう言いました。

『風鈴のひいじいちゃんは、元は没落した武家の庄屋の長男だった。』

『家同士の決めた婚約者が居たが、奉公人の娘と駆け落ちして、この土地に来た』

『じいちゃんには、上に2人の子供が生まれたが、生まれてまもなく死んだ子と、死産の子がいた。どちらも男の子だった』

祖父以外、誰も知らない事でした。

祖母も、ましてや、風鈴の両親も。

風鈴は先生にアポを取り、ことの真相を告げました。
生年月日も名前も言わないのに、なぜそこまでわかったのか聞いたら、あっさり言われました。

『多分あんたの守護霊である、そのひいおじいちゃんが、全部話してくれた』って。

ひいおじいちゃんが守護霊かは、風鈴にはわからないけど、祖父が隠してた秘密はドンピシャ。

料金を払おうとした風鈴に、先生はもう一つだけ助言をくれました。
ドリンクバー1杯で(笑)

『あんたの守護霊様は、生前、先生と呼ばれていた。だから、あんたもどんな形であれ、先生と呼ばれる仕事に転職しなさい。でないと、この先ずっと危険な目に遭うから』

確認したところ、ひいじいちゃんは、相当なボンボンで、昔なら今の大学まで出ていて、駆け落ちして小作人として田畑を借り苦労しながら、整体や接骨院のような事もして生計を立てていたみたい。

言われた通り『先生』と呼ばれていたみたい。

まぁ、風鈴はいまだ、先生と言われる職業にも、修行もしてません。
だからでしょうかねぇ、危険な目に合っちゃうのも。

幼なじみの仕返し(笑)

こんにちは~風鈴です。

今日は、えーと、幼なじみのお話しようかと思います。

風鈴には、幼なじみが数人おりまして、その1人は、風鈴と同じように、色々な体験しちゃう子です。
いや、巻き添えを食らわせていると言った方がいいのかな(笑)

睡蓮のような子なので、ここでは睡蓮ちゃんとします(๑>؂<๑)

昔、風鈴は外回りのお仕事してた時がありました。その時は、嫌が応でも行きたくない場所に行かなきゃならなくて、ホントに困ってました。

でも、お仕事なので仕方なく、頑張っていたのですが、やっぱり連れてきちゃうわけです。体質的に。

まぁ、害が無いものは無視してたんですが、どーしても1軒だけ、駐車スペースがないお宅がありまして、仕方なく近くの神社に車を止めさせて頂いてたんです。(勿論、ちゃんと神社にはご挨拶してました)

まぁ、そこがどうにも苦手な場所の一つで、溜まりに溜まった場合、必ず睡蓮のとこに行くというヒドイ事してました。

その日は、完全にヤバイと思って、仕事帰りに直で睡蓮のとこに行ったんですよね。
そしたら、睡蓮がなかなか玄関を開けてくれなくて、やっと開いたと思ったら無言・・・。

無言のまま、飲み物を出してくれながら、椅子に座って一言

『何連れてきた?💢』

って説教ですわ。ははは。あれは怖かった。
毎回毎回置いてって申し訳ないとは思ってましたが、怒られたのは初めてだったので。

各各云々と、話してたら、突然神棚の御札が落下してきまして・・・。
家に上がってから一度も目を合わせてくれなかった睡蓮が、『キツネ』って言ったんですよ。

はい?っていう顔した風鈴をじーっと見つめて、『キツネかイタチの目だった』って。

インターホン越しの風鈴の目が、そう見えたから、開けたくなかったって。

大抵、睡蓮のとこに行くとみんな預かってくれるので、今回も、と思って行ったんですけど、その日は睡蓮が『手に負えなかったら返す』って初めて言ってきて・・・。

前に、前世があったならって話で、私は巫女らしき事をしてたと書いたんですけど、日本ではなくて。現世ではその力も手放してるらしく、処理できないんですよ、はい。

それを前提にお話すると、睡蓮は日本で前世巫女だったらしく、しかも、守護としているらしいんです(羨ましい)

なので、いつものように安心してたんです。

翌日は休みだったので、睡蓮の旦那様(霊感ゼロ)が帰ってきたら、一緒に夕飯食べよう!と話していて。

2人とも最近の世間話なんかしてる時に、やっと旦那様が帰ってきたんです。

ところが、部屋に入るなり風鈴の顔みて
『・・・』
挨拶もなし。

一直線に冷蔵庫に向かっていって、缶ビールを取ったら、隣の部屋に・・・。

睡蓮と2人で???状態になって、睡蓮が『挨拶ぐらいしたら~?』って話しかけたら
『今回は凄いのでしょ』って言うんですよ。

まぁ、睡蓮の旦那様も中学が一緒だし、友人同士が結婚した夫婦なので、旦那様とも結構仲良しなので、『なんで~??』って聞いたら、『家についた途端、頭痛がする』って。

まさかなぁと睡蓮と話しながら、夕飯ご馳走してもらって、帰宅して眠りについたんです。

そしたら、音楽が流れてきたんです。当時両親は敷地内に新しく家を建てて住んでいて、風鈴は、昔住んでいた離れに1人で寝てたんです。

何の音かなぁと目を覚まして、電気を付けようと思った途端、金縛りです。
(置いてきたのに嘘でしょ~)
と思いながら、このまま寝ちゃおうか、なんて考えてたら、いきなり部屋の電気が付いたんです。

あ、コレ寝れないパターンだ、と思って様子を見ていたら、ベッドの上に、流れてた音楽の正体が現れたんです。

それは、赤ちゃんをあやす為によくぶら下げてある、音楽のなるメリーゴーランドのようなおもちゃでした。

(今回風鈴は赤ちゃん設定なんだ)

なーんて思って、金縛りを解こうとお経を心の中で唱えたんです。3回ほど唱えて、金縛りが解け、ホッとした瞬間

頭上に人の気配がして、寝たまま上を見たら、巫女さん姿の黒髪の美人が・・・。
その美人さんは、ゆっくりと顔を近づけてきて、鼻先スレスレの距離でニヤリと笑って、こう言ったんです。

『そんなものが効くわけないでしょ』

金縛りが解けてた風鈴は、朝の3時に、泣きながら実家の玄関を叩くハメになりました。

その日は二度寝も出来ずに、朝になるのを待って、睡蓮に電話を。

すると一言

『あーあれ、手に負えなかったみたいだから、そっち返した』

あの美女、連れてきたほうですか?
それとも睡蓮の守護者ですか?

『んー、わかんない。とにかくあたしに来るのは筋違いだよーって念じた。稲荷系苦手だし』

とのこと。

あたしだって、稲荷系苦手だよーって心で叫んだ出来事でしたなぁ。

前世と夢の話

こんにちは、風鈴です。

今日は、ちょっと前世のお話でもしようかなぁと思います。

前にもちょこっとお話しましたが、風鈴は前世の職業、『巫女』だったらしいです。
もしも前世があるのなら、ですけど。

まぁ、あると前提にしてお話します。
私は、数人の霊媒師さん、霊能者さん(違いがよくわかりませんが)祈祷師さんなどなど、色々な方にお世話になりまして、その方々全員一致なので、そうなんでしょう(笑)

まぁ、色々あって、前世の時代、私は神様と約束したらしいんですよ。
『来世があるなら、男に生まれ、この力は持ちたくない』って。

何の因果か、女に生まれちゃいましたけどね。あー、確かに心は男に近いですかね。

多数の人に『前世が巫女らしきことをしていた』と言われる前に、なぁんとなくそうなのかなぁって思う事がありまして。

風鈴は、小学5年生から、祖父母に引き取られてたんですが、その頃からずっと同じ夢を見てるんですよね。

同じ夢、というか、繋ぎ合わせてストーリーになってる感じの夢を何度か。

物語として語るなら、こんな感じです。
時代は、感じ的に古代ローマっぽいとこで、風鈴はそこそこの美貌があって(夢です。あくまでも夢です)、国民に尽くす事をしていました。神の声を聞き、病を治す力を持ち、それなりに大切にされてきました。当時の王も神への信仰心も厚く、国も豊かでした。

ところがクーデターが起きて、政権が変わり、国が激変したのです。

新たな王は、武力を重んじました。大きな城を築くために、村から若者を兵役に取立て、国土を広げようと、戦いの日々が始まりました。
新しい王の思うように、領土は広がり、確かに国は前よりも豊かになりました。でも、王には民からの崇拝が得られませんでした。
そこで、王は私を妃にすることで、その崇拝を得ようとしました。勿論わたしは承諾しませんでしたが、その結果、国民が犠牲になることになりました。私は泣いてすがって、国民に過酷な労働と税を取り立てないという約束の元に、妃となりました。
多分私には少なからずとも王家の血が入っていたような感じです。

そして、その時私は神に願ったのです。もしも・・・もしも来世があるなら、このような血も涙もない男に従うくらいなら、神などいらない、次は男に生まれ変わり、二度と神託は受けない、と。

その後、国民は王を支持するようになりました。神の声を聞く私を妃に迎えたからです。
ですが、やはり、皆の信仰心は強く、王は私を公開処刑しました。いわゆる魔女扱いです。わたしは生きたまま埋められました。

以上が、何度も見る夢を繋ぎ合わせた物語です。

崖の上で、大きな石を運ぶ労働者達に、役人が鞭を打つ姿をを見せられ、『誓ってください』と、王に話してる夢が1番多いです。

まぁ、夢だから言えますけど、王って性格は云々として、今の私ならそこそこのタイプなんですけどね~(笑)

しかも、夢の中では、それなりに愛情注いでもらってましたし。なぜそんなに頑なに拒んだのか、まぁ、夢の中の風鈴は、拒んでましたねぇ。

この夢の話は、お会いした霊能者さん達には話してません。あくまでも、夢のお話ですし。

ただ、前世が巫女というなら、異常なくらい見てる夢のこの物語は、前世だったのかなぁ、なんて感じです。

心霊体験?『8人目のメンバー』

こんにちは、風鈴です。

これは、私が体験した、不思議な出来事の一つです。

ある日、私達の仕事のチーム全員でランチをすることになりました。

その時のメンバーは、全員で7名。
仕事の都合で、風鈴と霊感美少女こと美華ちゃんは、少し遅れてきたので、お互い向かい合う形で座りました。

真昼間のファミレスでのランチです。
ごく普通のランチの時間で済むと思っていました。

注文をして、ふと、1番壁際に座る後輩を見た時、にゅ~っと男性が現れたんです。

ふうりんは